研究開発方針
世界的な潮流となっているカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど、私たちのポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)事業を取り巻く環境も変化の時を迎えています。
これまで、人々の生活に欠かせない素材として、快適という価値を高めるために、ポリオレフィンの高性能化や高機能化に向けた研究開発を進めてきました。これからは、地球環境を意識した取り組みにも正面から向き合っていかなければなりません。
一見すると逆風が吹いているような事業環境ですが、ポリケムグループが持つ技術力をバネに、飛躍するチャンスととらえています。その中で、研究開発に期待される役割は大きなものと感じています。
今後も、これまでに培ってきた触媒・重合技術や解析技術を核に、人に、環境に優しいポリオレフィンを創出し、社会と地球の持続的発展への貢献を目指します。
ポリケムが指向する研究開発の方向性
汎用プラスチック
- 生産性の向上
- 品質の安定性向上
高性能化
- 高性能な触媒の開発
⇒ 分子構造制御
高機能化
- 極性官能基を持つ
モノマーを共重合
環境負荷低減
- リサイクル性向上
- バイオマス原料使用
- 軽量化・薄肉化
人、社会、地球、みんなに優しい素材の開発を目指します